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2011年11月24日木曜日

Barbri method


CommencementのころBarBriから本が届いた?が友人たちの間で挨拶のようになっていた。New York Bar courseは東部でのlivecourseから1週間遅れで始まる。San Franciscoでは525日火曜日(2010)から始まった。アメリカでは何かをするのに火曜日というのが多い。例えば選挙は火曜日。日曜日は教会に行かないといけないので、月曜に選挙地まで移動するから火曜日と聞いたように思うのだが、Barbriが火曜日にスタートするのはNew York Bar Examが火曜に始まるからそこから逆算してのことだろうか? そしてBar Examが火曜日というのは選挙日と同じ理由だからだろうか?

Barbriでは講義と宿題の予定表を配布してくれる。分厚い本が何冊も届いたが、半分は宿題の問題集だ。解説本が何冊か入っていたが講義の際、主に使用するのはノート用の本。これは各課目の重要事項をまとめてあるが、文章のところどころが空欄になっていて、講師がこの文章を読み上げるときに空欄を埋める方式になっている。受講生が寝ないように、かつ講師の説明の筋道を聞き間違わないように、との配慮だろうか?授業の後でこのノートをさらにコンパクトにしたメモを自分で作成してそれを試験直前に読み返すようにとの指示があった。分厚い解説書の方は深く知りたいときだけ読むようにとのことだった。
私にとっては英語のhearing lessonみたいで楽しい。Barの勉強をしながらhearingも練習できる、一石二鳥のような講義。のはずなのだが、聞き損なうとやっかいだ。最初はMayIrene にノートを見せてもらっていたが、なぜか聞き落とす箇所はだいたい同じ。そこで近くに座っているnative speakerたちにノートを見せてともらうことにした。
最初の週末の宿題MBE(The multiple bar examination)tortの問題集で、各自ビデオの解説を見ておくようにとのことだったので、Stephanleadershipを発揮し、みんなで一緒に宿題をしようと土曜日に図書館で集合する。このときのメンバーの母国はGermany, Turkey, China and Japan.
最初は制限時間内に終わらないので長めに時間をとって解答し、ビデオを見ながら採点する。多分このメンバーは誰もtortの授業を聞いていなかったと思う。時に不可解な解説内容に自国の法規範と違うなどと文句をいいながら、それでも繰り返しているうちにtortの解答の要領がつかめるようになってきた。
その後宿題をこんな時間のかかる方法でする余裕がなくなったが、このときのメンバーはよく一緒に勉強していた。近くにいるとわからないことがあったら誰かに聞けるし、Stephanは分厚い解説書を読んで説明してくれるし。

Essay questionの解答を書こうとすると言いたいことを表現するための適切な単語がすぐに出てこないことがわかった。特に民法になると日本語でまず解答を思いつき、それを表現しようとすると日本語が硬すぎて対応する英語の単語が思い浮かばない。そこで白紙のカードを100枚購入し使えそうな単語や表現などを書きだすことにした。その他、覚えておきたいことはどんどんカードに書いた。30分あれば1枚カードが作れるし、10分あればカードを取り出して読める。Barbriでもカードの作成は勧めており、Subwayでも取り出して眺めていること、と言っていた。どうして地下鉄で?とそのときは思った。今から考えるとsandwich屋さんか?いややはり地下鉄に乗っているときのことか?両方?

ノートをまとめ、カードを作り、宿題をする。時間はいくらでも必要で、カードを作る作業は飽きない。時間制限があり、試験のプレッシャーがあるのでいつもちょっと高揚した気分で楽しい。ときに勉強に疲れた様子のJDから、あなた2つ目のBarでしょう?既にひとつ受かっているからいいわねえ、と言われたりした。私にすればJDは英語に不自由してないからいいなあ、と思っていたのだが、言われてみればlawyerになれるかどうかがかかっている彼らに比べ、私は落ちたって日本の弁護士だ。もっとも落ちたくない、いや日本の弁護士として落ちるわけにはいかない、というプレッシャーはかかっている。受かって日本法の方が精緻で進んだ法であることを証明してやる。

2011年11月14日月曜日

What's Barbri?


アメリカのlaw schoolに行くのであればNew York barは受験したい、いや、合格したい、とは思っていたが、具体的にどのような方法で受験勉強をすればよいかは知らなかった。行けばなんとかなるだろう、くらいに考えていた。
秋学期の終わるころから予備校をどうするか、と言う話題が友人たちの間で出始め、私はBarbriに申し込みをした。

アメリカにはBar Review courseを提供している予備校がある。Barbriもその一つである。Barbriの説明によれば40年以上にわたってbar review courseを提供しているNo.1の大手とのことである。Barbriの授業は5月末から始まるので、アメリカ人たちは卒業後しばらく家族と過ごした後、Barbriの授業に通い始めるのが一般的なようだ。

留学前にlaw schoolの学費、生活費と共に必要な費用として計算に入れておいた方がよい。
BarbriのほかKaplanの担当者も熱心に営業していたが、私の知り合いの受験生はほとんどBarbriを受講していた。複数の予備校を検討していたStephanによれば、Barbriは教材の質がよいとのことで、彼も最終的にBarbriを選択した。

日本ではlaw schoolができる前、司法試験を受験する学生は予備校で勉強し、大学の授業にまじめに出ない、law schoolを作れば予備校ではなくlaw schoolで勉強するようになる、みたいな雰囲気があったように思う。この議論だとlaw schoolが予備校化するか、誰でも通る司法試験にするかしかないと思う。本当にそれでいいのか、と誰も思わなかったのだろうか。
アメリカのlaw schoolは、自分たちはbarの受験のための勉強を教える場所ではない、と距離をおいているように感じた。

Barbriに早期に申し込むとMPREの講義が無料になるということもあり、友人のMayが申し込みをしたと聞いて私もすぐに申し込みをした。MPREだけでなく、New York CourseにはLL.M. intensive course も無料でついていた。

LL.M. Intensive courseは卒業式前の時期の1週間くらいだったと思う。英語が母国語ではなく、受験課目もほとんどlaw schoolで講義を聞いていない外国人向けに、最低限の答案の書き方やNew York州独自の法律の概要を、聞き取りやすい英語で講義してくれた。
私はこのとき習った答案スタイルを最後まで貫いた。私のtyping speedと英語の表現力では最低限必要なこと以上を書こうとすると時間が不足する危険がある。
この時期に答案スタイルを決めてしまったことは答案練習をする上でも時間の節約になったと思う。
なお、California barcourseではLL.M.向けの講義はない。それだけNew YorkbarLL.M.の受験者が多いのだろう。