2011年11月3日木曜日

Eligibility (BOLE)

アメリカでbar examination を受けた友人、知人は皆NY州のbar examination を受験していたので、その理由もよくわからないまま何となく、私もアメリカに行ったらそうしようと思っていた。LL.M.classmatesの何人かもNY州のBar Examinationを受験すると言っていた。とはいえBar Examinationの受験手続きについて何の知識もなかったし、調べてもいなかった。気にはなっていたが、授業で忙しいこともあり、冬休みになったら調べたらいいやと呑気に思っていた。いや、多分めんどうごとを先延ばしにするため、この時期あえてBar Examinationのことは考えないようにしていたという方が正確かもしれない。
しかし、この呑気さは長くは続かなかった。11月のある日、LL.M.classmateSerenalaw cafeで何かのコピーを片手に受験資格(eligibility)がどうとか、願書の締め切りがどうとか言っていたことから、いつまでも目をそらせていることが危険であることを認めざるを得なくなった。ここまで来ていながら願書の提出が締め切りに間に合わなかったなんてことになったらどうしよう。。
彼女が持っていたのはBOLE(The New York Sates Board of Law Examiners)website http://www.nybarexam.org/Eligible/Eligibility.htm#F
私もBOLEwebsiteを見たが、自分にeligibilityがあるのかどうか、読んでもよくわからない。あまりによくわからないので、同時期に東海岸のロースクールに留学している知人にメールを送り、教えてもらうことにした。折り返しの返事には、彼女の留学先のlaw schoolが作成したLL.M.向けのNY Bar受験の手引きが添付されていた。それを読んでようやくBOLEに事前のeligibilityの有無の問い合わせをしておいた方がよいこと、そのためにはどのよう書類を準備する必要があるのかがわかった。ボスの事務所に必要書類の取り寄せと送付を依頼し、年末にSan Franciscoに来る友人に書類の一部を持って来てもらい、どうにか年明けにBOLEに受験資格の有無の問い合わせの手紙を出すことができた。これで一安心、後は数か月後に届く返事を待つだけ、のはずだった。
BOLEeligibility ruleは突然変更されることがあるらしい。私がBOLEからの返事を受け取るのと前後して、BOLEがすでにeligibilityの有無について回答を出した分以外については、eligibilityの要件を追加したという内容のメールがUC Hastingsから届いた。追加された要件は、自国の出身law schoolが政府の承認を受けたものであることの政府の証明書、といったようなものだったと思う。この国の人は同じ試験の受験資格の要件が回答の時期によって違うのはおかしいと思わないのだろうか?この、意味のよくわからない書類は、どの役所のどの部門に何といって頼めばよいのか、後日になって全員提出と言われたらどうしよう、と不安になった。
なお私に届いたBOLEからの回答には、大陸法の国の法学部の卒業では受験資格はないが、アメリカ法の基本課目を一定の単位数取得してLaw School(UC Hastings)を卒業すれば受験を認める、とされていた。あまり受験資格のことを考えずにIntellectual Propertyを中心に授業をとっていたので取得予定の基本課目の単位が要件ぎりぎりで、一つでも試験に失敗すると受験資格がなくなることにようやく気づいた。
BOLEeligibilityruleをいとも簡単に変更してしまう。前年の合格者の体験談はあてにならない。最新の情報を確認する必要があるようだ。

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