2011年12月7日水曜日

Apply a law school


日本のForeign legal education の資格でNew York Bar を受験するにはLL.M. を取得する必要がある。http://www.nybarexam.org/Docs/Amended_Rule_520.6_April27_%202011.pdf
留学前に受験要件は知らなかったが、New York Barの資格を取得して帰って来た人たちが皆留学していたので当然アメリカのlaw schoolLL.M.を取得しないと受験できないものだと思い込んでいた。

どこにどんなlaw schoolがあるかもよく知らなかったので、とりあえず留学経験のある人たちに尋ねてみることにした。当時の私が持っていたアメリカのイメージは、BSE検査をしていない牛肉の流通している国、イラクと戦争をしている国、程度だった。そのイメージは、法科大学院で破産法を教えている友人からUC BerkeleyUC Hastingsの教授に会いに行くが一緒に行くかと誘われてCaliforniaに1週間滞在したとき一変した。リスが走りまわる広いcampusと小さなcaferestaurantが数多くある落ち着いたBerkeley、美しく楽しいSan Francisco、その広場ではorganic foodがあふれるfarmer's marketが開かれていた。UC Hastingsの図書館はリニューアルが終わったばかりで美しかった。Organic super marketも充実していて暮らしやすそうだ。ここで暮らせたら楽しいだろうなあ。
UC Hastingsinternational programの担当者Pamelaofficeに行くとまだ今年の願書の締め切りに間に合うわ、と愛想よく用紙をくれた。
間に合うと言われたら出したくなる。帰国後すぐに研究計画書の作成にとりかかり、推薦状の依頼した。

UC Hastingsの願書締め切りは5月1日、TOELF(iBT)の必要点は90
他のlaw schoolと比べると締め切りが遅く、TOELEの要求点がやや低い。UC BerkeleyではiBT100は絶対的な要求で、それを満たしていないと願書を読まない、とのことだった。
IBTで点を取りにくいのはspeaking。これをクリアしないと100は難しい。が、90なら他の分野で点をとればspeakingで点をとれない分をカバーできる範囲だと思う。
LL.M.担当のProfessor Paulは知日派だ。日本の弁護士は法律家としては優秀であるが英語、特にspeakingが苦手というのはよくわかっているらしく、TOEFLE 90というのは日本人の弁護士にとって魅力的だろう、と言っていた。

UC HastingsCaliforniaで最も古いlaw schoolだがLL.M. programを始めたのは遅いとのことで、私が入学した2010年は約30名だったが、その前年の学生数はその半分だったとのこと。人数が少ない分、LL.M.へのめんどうみはとてもよい。

3 件のコメント:

  1. こんにちは!はじめてコメントさせて頂きます。
    私もHastings入学を考えているため、事前研修や授業のことなどとても参考になります。じっくり読ませて頂いています。お忙しいとは思いますが、また学生生活について折に触れて書いて頂けると嬉しいです。

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    1. コメントありがとうございます。どのような記事が留学をされる方々のお役にたつのだろうかと考えていましたので、このようなコメントはとても参考になります。San Franciscoは楽しい街です。また、HastingsのLL.M.担当者には日本語が堪能な女性がいます。Appointをとって一度訪問されてはいかがでしょうか。素敵な笑顔で迎えてくれると思います。

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    2. こちらこそ、お返事ありがとうございます!
      素晴らしい記事を書いて下さっていることに感謝します。LL.MやNY州のBarに関する新しい情報は少ないので本当に助かります。

      San Franciscoには一度旅行に行った事があり、高い空と海風が印象に残っています。良いところだなとは思っていましたが、実際に生活した方から楽しい街と聞くと益々行きたくなってきました。
      Hastingsに関しては、学校の建物と寮の立地が唯一不安に感じる点です。実際に通われている時に特に注意されていたのか、またLL.Mの学生は、寮に住んでいる人が多かったのかなどを(お時間あるときに)教えて頂ければ有難いです。

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