2011年12月3日土曜日

Winter in Albany


Albanyは天気はよかったが雪が積もっていた。夏、あれだけ散歩を楽しんだのにこれではあまり歩けない。歩道を歩いていても所々凍っていて、地元の人が気をつけてね、そこは凍っているからこっちを歩いた方がいいよ、と声をかけてくれる。皆さんとても親切だ。ここの人の説明では、店主が自分の店の前の歩道の雪かきをすることになっているが、店が休みだとその前だけ雪かきをしていないので歩道に雪が残り凍るらしい。横断するため歩道から車道に一歩踏み出すと、ずぶずぶと半分溶けた雪の中に入り込んでしまうこともある。

外を歩くのが面倒なので、Capital buildingstaircase を見に行くことにした。http://wikitravel.org/en/Image:Albany_capitol.JPG
驚くほど美しい。
この小さな首都にいると、New York の歴史だけでなく、Americaの歴史に思いを馳せてしまう。Capital buildingNew York Stateの上院と下院の議事堂なのだが、建物の中には歴史的な遺物が展示されている。旗を展示した部屋もある。http://assembly.state.ny.us/Tour/?sec=flag
南北戦争に最も多く兵を出したのもNew York Stateなのだそうだ。歴代州知事の肖像画も飾られている。その中から大統領となった人も少なからずいる。New York Statesの歴史はUnited Statesの歴史でもあるのだろう。

歴史に「たら」とか「れば」はない。けれどアメリカは最初から大きかったわけでも、強かったわけでもない。ひとつ、ひとつの歴史の節目の選択と行動の結果が現在のアメリカなのだと思う。その建国の歩みの足跡がここに保存され、ひっそりと展示されている。

ここの職員ですが案内しましょうか、と声をかけられたので、お願いし、建物内をずいぶんあちこち案内していただいた。Californiaに戻ってからお礼のメールを出すと、Albanyにはnanotechnologyの研究所がある。今度来られたらそちらを案内しましょう、とお返事をいただいた。Albanyの人はCalifornianともいわゆるNew Yorkerとも違った人種のようだ。物静かで親切で気位の高さを内に秘めている。

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