春先にSan
Francisco市内を散歩していて桜らしい木を見つけた。が、近寄ると、似ているけれどちょっと違う。花は散らずに軸ごとぽたりと落ちている。葉は赤く、花と同時に出ている。桜とは思うけれどソメイヨシノではなさそうだ。
見ているともの悲しくなってきてよけいに桜が見たいとの思いが募った。
桜が見たくてもないものは仕方がない。それになんとなくニュアンスに欠けるCaliforniaの空の下では桜はあまり映えないかもしれない。
春休みにはBritish
Columbia Universityの松井教授を訪ねてVancouverに出かけた。
西海岸を北上することになるので、せっかく春が来たのにまた冬に逆もどりかと思っていが、それほど寒くない。
驚いたのは街中いたるところに満開の桜、桜、桜。まがうことなきソメイヨシノ。美しい湾の風景、優しい色の空を背景に何時までもそこに佇んでいたいと思うような桜の風景あちこちにある。
控えめで親切な人々、Cafeの質はどこも高い。消費税が高いことを除けば数日で立ち去るのが名残惜しい街だった。
翌年の春はWashington
DcのNational
Cherry Blossom Festivalに出かけた。こちらはPotomac
River 沿いに圧倒的な桜。人出も多く花と人に酔いそうなくらいだった。
http://www.nationalcherryblossomfestival.org/
その数週間後にNew
YorkのCentral
Parkを散歩しているとsheep
meadowの付近で満開の桜の木々に出会った。木の大きさも花の量も申し分ない。広々とした芝生の上にシートを広げ、満開の桜の下で友人達とのんびり過ごしている人達。春爛漫。
http://www.centralparknyc.org/
2年ぶりの日本の桜は、電線で区切られた空の下で枝を伸ばしていた。のびやかな北米の桜が思い出された。
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