MBEはmultiple
choice試験で200問中190問が採点対象となる。出題範囲はConstitutional
Law, Contracts, Criminal Law and Procedure, Evidence, Real
Property,Torts. Contractsと
Torts
が33問、Constitutional
Law, Criminal Law and Procedure, Evidence,Real
Propertyが各31問。午前3時間、午後3時間の体力と集中力の勝負。途中で何が起ころうともコンスタントに問題を読んで答えるという神経が要求される。
問題は課目別ではなくランダムに並んでいる。解答はNew
York法ではなくアメリカ法の一般原則に基づいて答える。New
York 法がアメリカ法の一般原則とは異なることがあり、これらはNew
York distinction と呼ばれていた。初日はNew
York dayとしてmultiple
choice もessay
questionsもNew
York
法に基づいて解答し、2日目のMBEは一般原則で答える。といっても例えば登記と優劣など、州によって制度が異なるようなものは、問題文の中にどの制度に基づいて答えるかを指定してある。
2010年7月のMBEにはforeclosure
の優先関係を問うものが多かった。おそらく現実に多数起きているのだろうと思っていたら、銀行が抵当権を次々に実行していることが社会問題となっていた。抵当権の先後関係はむつかしくはないのだが当事者が多数で時系列に事象が並べられているので問題文が長い。時間をとられるのが難点だ。開始後しばらくは順調なペースだったので少しペースを落としても大丈夫かなと思っていたら中程に長文の問題が多く、このペースでは制限時間内に全問終わらないと思った時点で軽いパニックを起こした。私が英文を理解するには精神的に落ち着いている必要がある。パニックを起こした時点で問題文の意味が不明になったので、長文の問題を4問くらいとばすことにした。そうするとちょうど予定していたペースに追いついたので落ち着いた。数問とばしたことは無視することにした。最後にCでも塗りつぶしておけばいいや。
最後まで解答し、飛ばした問題に戻ったところ、落ち着いて読めばたいしたことが書いてあるわけではなかった。最後に1問、数回読んでも意味がよくわからないのがあったのでそれはCにしておいた。
New
York
Barの合格は人数ではなく点数で決まる。合計点なので、どこで点をとってもいいわけだが、Barbriでは一応の合格の目安としてMBEは60%くらいと言っていた。私の場合、essay
questionsはともかくMPTで全く点が取れる気がしなかったので、MBEで取れるだけの点は取っておこうと思っていた。最終的に問題の難易度によって配点に差をつけて補正するようで結果は整数値ではない。結果が届くと70%を超える得点を取得していた。
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