2011年11月14日月曜日

What's Barbri?


アメリカのlaw schoolに行くのであればNew York barは受験したい、いや、合格したい、とは思っていたが、具体的にどのような方法で受験勉強をすればよいかは知らなかった。行けばなんとかなるだろう、くらいに考えていた。
秋学期の終わるころから予備校をどうするか、と言う話題が友人たちの間で出始め、私はBarbriに申し込みをした。

アメリカにはBar Review courseを提供している予備校がある。Barbriもその一つである。Barbriの説明によれば40年以上にわたってbar review courseを提供しているNo.1の大手とのことである。Barbriの授業は5月末から始まるので、アメリカ人たちは卒業後しばらく家族と過ごした後、Barbriの授業に通い始めるのが一般的なようだ。

留学前にlaw schoolの学費、生活費と共に必要な費用として計算に入れておいた方がよい。
BarbriのほかKaplanの担当者も熱心に営業していたが、私の知り合いの受験生はほとんどBarbriを受講していた。複数の予備校を検討していたStephanによれば、Barbriは教材の質がよいとのことで、彼も最終的にBarbriを選択した。

日本ではlaw schoolができる前、司法試験を受験する学生は予備校で勉強し、大学の授業にまじめに出ない、law schoolを作れば予備校ではなくlaw schoolで勉強するようになる、みたいな雰囲気があったように思う。この議論だとlaw schoolが予備校化するか、誰でも通る司法試験にするかしかないと思う。本当にそれでいいのか、と誰も思わなかったのだろうか。
アメリカのlaw schoolは、自分たちはbarの受験のための勉強を教える場所ではない、と距離をおいているように感じた。

Barbriに早期に申し込むとMPREの講義が無料になるということもあり、友人のMayが申し込みをしたと聞いて私もすぐに申し込みをした。MPREだけでなく、New York CourseにはLL.M. intensive course も無料でついていた。

LL.M. Intensive courseは卒業式前の時期の1週間くらいだったと思う。英語が母国語ではなく、受験課目もほとんどlaw schoolで講義を聞いていない外国人向けに、最低限の答案の書き方やNew York州独自の法律の概要を、聞き取りやすい英語で講義してくれた。
私はこのとき習った答案スタイルを最後まで貫いた。私のtyping speedと英語の表現力では最低限必要なこと以上を書こうとすると時間が不足する危険がある。
この時期に答案スタイルを決めてしまったことは答案練習をする上でも時間の節約になったと思う。
なお、California barcourseではLL.M.向けの講義はない。それだけNew YorkbarLL.M.の受験者が多いのだろう。

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