New
York Bar Examinationは7月末の2日間だった。夏である。
San
FranciscoのBarbriの講義はSt.
Mary
Cathedralの地下で行われていた。(もっともこのCathedralは急斜面に建っているのでもしかしたら1階なのかもしれない。)近代建築と伝統的な教会建築とが融合したようなこの教会は天井のステンドグラスも美しいのだが、夏のSan
Franciscoは寒い。とりわけ教会の地下は寒い。
隣の大講義室ではCalifornia
Barのlectureがliveで行われているが、New
York Bar
courseは受講者が数が少なく、小さな部屋でビデオ講義だ。ひっそりと薄くらい部屋で10名程度でビデオを見ているのが気分的にわびしいだけでなく、時に寒くて指がかじかんでノートがとれない。
そんなSan
Franciscoから来ると太陽の降り注ぐAlbanyの町は嬉しい。夕方、日の当たるテラスでピザを食べていたら店の女の子が暑くないかと尋ねたので、San
Franciscoが寒かったので太陽を楽しんでいると答えると、信じられない様子だった。
時差の調整もかねて、試験の2日前にAlbanyに到着するようにしたが、要点をまとめたノートとカード、それに試験直前にBarbriが配布してくれた最新判決の要旨集くらいしか持って来なかったのですることもなく一人で散歩をしていた。
Crown
Plazaの近くにStarbucksが一軒。坂を下るといくつかのCafeやpubが並んでいる通りが1つ。周辺には江戸末期から明治初期の創業年の刻まれた小さな銀行の建物と建国以前からの教会がたくさん。坂を登るとお城のようなCapital
Hillとそれを取り囲むように並ぶNew
York政府の高層ビル群。夏のせいか、あるいは議会が開催されていない時期だからか、休暇中の店が多くなんだか閑散としている。この町で見かけるのはほとんど受験生ばかりのようにさえ思える。
http://www.albanyny.org/home.aspx
Mayと私は試験終了日の翌日の夕方の飛行機でSan
Franciscoに帰る予定だったので、半日町を観光することにしていた。朝一番に観光案内所に行って地図をもらうと、AlbanyにはThe
first church http://www.firstchurchinalbany.org/
などの歴史的建物や
New
York州及び連邦裁判所などの施設があることがわかった。さらに町では彫刻のイベントも開催されていて、町のあちこちにリアルな彫刻が置かれている。高速道路をまたぐ陸橋を渡るとHudson
River沿いの公園にも行くことができる。公園には見たことのない大きな鳥の群れがいる。たぶんgeeseなんだろう。
午前中は博物館やCapital
Hillの美しい階段などを見て、午後は公園でのんびり過ごした。公園では音楽祭をしていた。
途中、是非行ってみたい、ということでだめもとでNew
York Court of Appeals(New York
州最高裁判所。http://www.courts.state.ny.us/CTAPPS/
なおNew
York 州でSupreme
Courtは事実審裁判所。http://www.nycourts.gov/supctmanh/General_Overview_of_the_Court.htm
ちなみにCaliforniaではSupreme
Courtは最高裁。http://www.courts.ca.gov/supremecourt.htm)を訪問した。
裁判所は夏季休暇中だったが入り口でNew
York Barの受験生だというと警備員がlaw
clerk
を呼びに行ってくれた。柔らかな物腰の、知的な雰囲気の若い女性が現れ、法廷を案内してもらった。なるほどこれが東部のエリートというものか。
写真は帰り際彼女が記念にとくれた鉛筆。New
York State, Court of Appealsと印刷してある。
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