2011年11月9日水曜日

MPRE (test center)


MPRE に申し込みをするとき希望する受験会場も記載するのだが、その選択肢の中にSan Franciscoがなかった。http://www.ncbex.org/assets/media_files/Information-Booklets/2011MPREinfobooklet.pdf
周辺の地理に不案内だったのでBart(Bay Area Rapid Transportation)の駅から歩いて行けるWalnut Creek を選択することにした。試験のときには公共交通機関で、という日本での常識がここでもあてはまると単純に考えていた。一方、距離的に近いということでLL.M.の友人の大半はSan Mateo を選択していた。彼女たちは大型のタクシーを呼んで相乗りで出かける計画をたてていた。

Walnut Creekの会場はホテルの地下の会議室だった。試験会場に入ってすぐに照明の暗さが気になった。アジア人の私には、かなりの量の文章を数時間集中して読むにはこの部屋の照明は暗すぎた。大学の図書館は場所によって明るさが違う。白人とアジア人とでは必要な光の量が違うらしい。中国の友人たちと私は照明の明るい場所を選んで座っていたが、ドイツ人は暗くて静かな場所を好んでいた。ホテルの地下のうす暗い会議室での2時間余りの試験は私にとって負担が大きく疲労感が残った。
ただ、この経験はNew York Bar Examinationの会場を選択するときに、会場の照明が重要な要素であることがわかったのはよかった。New York Bar Examinationは2日にわたる試験であり、2時間余りのMPREとは負担が格段に違う。

また、試験にアクシデントはつきものである。公共交通機関を使うと会場までの時間が読みやすいだろうと思ったのだが、BartSan Franciscoへの到着時点から遅れており、その上Walnut Creekへの途中で徐行したり、止まったりしたためWalnut Creekへは予定時間よりかなり遅れて着いた。Walnut Creekの駅で工事をしていて単線になっていたのが原因だった。かなり早めに出発したので結果的には問題がなかったが、ぎりぎりに出ていたらとてもあせったと思う。しかしこれなどまだましな方で、別の時期にOakland で受験した人の話によると、試験当日会場周辺で暴動が起き、受験者は急遽別の2会場に割り振られたそうだ。何事も無く試験を受けていても種々の手続き説明を正確に理解し、必要事項を間違いなく記載しているか不安になるのに、余計なトラブルには巻き込まれたくない。
ちなみにBarBri NY Barのコースでは、受験にはどんなトラブルが発生するかわからない、NYの交通が試験当日に一斉ストをしたこともある、会場が自宅から近くても必ず会場まで徒歩圏内のホテルに宿泊しておくように、と言っていた。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。San Mateoも十分遠いと思いますが,Walnut Creekとは...。しかもBARTですか。

    心に余裕がないと,試験はうまくいかないでしょうが,そこはぬかりのない大先生。さすがだ。

    いずれにしても車での移動がSFでは基本のような気がしますねぇ。余計なお世話ですが。

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  2. こんばんは。Walnut Creekは春先にもかかわらず日差しが強くて暖かくてよい所でしたよ。大陸側に渡った、という感じでした。帰りにBerkeleyに寄りたくなり、のんびり散歩を楽しんでからSan Franciscoに帰りました。誤算はWalnut Creekの駅前にタクシー乗り場がなく、というかタクシーなんか走っていない町で、BarBri の参考書を持っている人を見つけて、会場まで連れて行ってくださいと頼んでしまいました。

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